【亀山】三重県の亀山市商工観光課は14日、「『亀山7座トレイル』2座を目指そう」と題した登山イベントを実施した。市内外から男女計13人が参加。同市関町沓掛の鈴鹿峠自然の家を発着点に、同町坂下の三子山(みつごやま)(標高568メートル)から四方草山(しおそやま)(同667メートル)の2座を巡る、約3キロのトレイル(自然道)を歩いた。
亀山7座は、同市出身の世界的アルピニスト・故尾崎隆氏が世界の8千メートル級の14座に登頂した偉業にちなみ、平成30年度に市が選定した。同市安坂山町から関町の鈴鹿山系に連なる6つの山と同市加太地区の布引山系の一つの山を指す。標高は500メートル―900メートル級。
この日は、同課観光・地域ブランドグループの原博幸登山専門指導員がガイドを務めた。
市内から初めて参加した50代の女性は「狭い道もあり、少し怖い思いをしたが、また登りたい。皆さんと楽しく登りました」と話していた。
原指導員は「600メートル級の山でも、登山用の服装や靴で、事前にルートを確認して、無理のない計画を立てて、安全に登ってほしい」と助言した。