伊勢新聞

「地域連携の役に立ちたい」 東海財務局長の中村氏、就任あいさつ 三重

【小林社長(左端)と話す中村局長(左から2人目)ら=津市本町の伊勢新聞社で】

【津】7月5日付で東海財務局長に就任した中村修氏(57)が13日、三重県津市本町の伊勢新聞社に小林千三社長を訪れ「ネットワークを生かし地域連携のお役に立ちたい」と抱負を語った。

中村氏は米田征史・津財務事務所長らと共に来社。東海地域について「日本の製造業の拠点で元気がある。半導体や観光など多様性があり面白い地域」と印象を述べた。

注力する取り組みとして「元気があるところは元気を伸ばしていただく一方で、苦しんでおられる事業や企業については金融機関の取り組みを後押しし、悩んでいる企業の課題を中央に伝える。財務省が持っている幅広いネットワークを生かし、どんな役割が果たせるかを考えていきたい」と話した。

小林社長は「世界的に経済問題が混乱期にあり日本の経済の根幹を担う重責は大変だと思う。ご活躍を期待します」と激励した。

中村氏は群馬県出身。平成元年旧大蔵省に入省し金融庁総合政策局参事官、預金保険機構総務部長などを歴任し現職。