「ムーミン」とコラボ限定缶 菰野町の湯の花せんべい 三重

【ムーミンとコラボした缶パッケージの湯の花せんべいをPRする千種代表=菰野町菰野の「SENBEI FACTORY SHOP」で】

【三重郡】三重県菰野町菰野の「日の出屋製菓」の主力商品で、湯の山温泉の定番土産「湯の花せんべい」に、世界的人気キャラクター「ムーミン」とコラボレーションした限定の缶パッケージが登場した。14日から販売を始めた。

フィンランド出身の芸術家、トーベ・ヤンソン(1914―2001年)によって生み出されたムーミン。その童話シリーズの第1作目「小さなトロールと大きな洪水」が、来年に出版から80周年を迎える。同社は「ムーミン」の日本でのライセンスを管理する「ライツ・アンド・ブランズ」(東京)とライセンス契約を結び、80周年の記念企画として、今回のコラボが実現した。

缶パッケージは3種類ある。もとのピンク色のレトロなデザインはそのままで、ムーミンとその家族、ムーミンの親友スナフキンとちびのミイ、ムーミンと仲間たちが描かれている。個包装にも、物語に登場するキャラクターが入っている。

24枚入りで1296円(税込み)。同社の直営店「SENBEI FACTORY SHOP」やオンラインショップ、菰野町千草の希望荘山上館で購入できる。

今後、地元湯の山温泉のホテルや旅館、全国各地のセレクトショップなどでも販売していく。数量限定で1年をかけて販売していく計画だが、販売予定数量に達した場合は終了となる。

同社の3代目・千種啓資代表(44)は「これまで商品を知らなかった人にも手に取ってもらい、ムーミンのように長く愛され続けられたら」と話した。