伊勢新聞

「有罪か無罪か難しかった」 東員町・笹尾東小児童ら模擬裁判体験 三重

【検察官や弁護人、裁判官などの役に分かれ、模擬裁判をする児童ら=東員町の笹尾東小学校で】

【員弁郡】三重県東員町の笹尾東小学校で13日、6年生45人が模擬裁判を体験する授業があった。児童らは、意見を聞く大切さと物事を平等に見る難しさを学んだ。

津地方検察庁の検察官が講師を務めた。児童らは検察庁の業務や検察官の仕事などを学んだ後、実際に検察官や弁護人、裁判官などの役に分かれ、架空の窃盗事件を題材にした裁判の流れを再現した。

この後、11のグループに分かれ裁判員の立場となって評議をし、有罪か無罪か、その結論に至った理由を、各グループの代表が順に述べた。

弁護人役を務めた岩谷円香さん(12)は「有罪か無罪かを決めるのは難しかったが、いい経験ができて楽しかった」と話した。