伊勢新聞

鈴鹿産碾茶で肌パック 伊勢抹茶、10月1日から販売 三重

【10月1日から販売予定の新商品「伊勢抹茶スリーピングパック」をPRする羽田取締役=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市長澤町の碾茶(てんちゃ)生産製造業、伊勢抹茶(羽田敏明社長)が、抹茶の原料となる市産碾茶の粉末を使った「伊勢抹茶スリーピングパック」を商品化し、10月1日から販売を始める。

今回六次産業化で商品開発したのは、寝る前に塗り、洗い流さずに使用するジェル状のパック。合成着色料や鉱物油など4成分が不使用で肌に優しいことや、べたつかず肌なじみが良いのが特徴で、世代や性別を問わずに使用できる。1本60グラム入り、2970円(税込み)。

同社が併設する「ISE MATCHA CAFE」や同社オンラインショップで購入できる。

13日、羽田和可菜取締役(30)が同市役所を訪問。「これまでにない商品ということで、抹茶を使ったケア商品を作りたかった。成分の配合を変えたり、1年以上試行錯誤した。眠る前に抹茶の香りでリラックスしてもらえれば」と、末松則子市長に商品開発に向けた思いなどを話した。

末松市長は完成した商品を手に取り「抹茶と化粧品を結びつけて商品化した発想が素晴らしい」と話した。

問い合わせは同社=電話059(371)0259=へ。