スパイラルネットが自己破産申請準備 負債は約3億7800万円、帝国データ発表

帝国データバンク四日市支店は10日、代車のレンタルを手がける「SPIRALNET(スパイラルネット)」(三重県鈴鹿市住吉5丁目)が自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債は約3億7800万円の見込み。

支店によると、同社は平成22年7月に設立し、自動車ディーラーなどに代車を貸し出していた。ピーク時には三重、滋賀両県で12店舗を展開。令和4年6月期には約11億1300万円の年収入高を計上した。

一方、事業の急展開によって採用や事務管理が追いつかなかったほか、車両などのリース負担がかさんで資金繰りが急激に悪化。リストラなどで立て直しを模索するも、業況改善の見通しが立たなくなったという。