【亀山】亀山の女声合唱団「エコ・ソアーベ」(指導者・碓井士郎、団員20人)は11日、三重県亀山市東御幸町の市文化会館大ホールで、29日に同館で開催する「第14回リサイタル」の本番に向け、練習に励んだ。当日は午後2時開演。入場料は税込み1000円(全席自由)。
31年間、同合唱団の指導者としてタクトを振ってきた、声楽家の碓井氏(82)が、今回のリサイタルを最後に引退する。
エコ・ソアーベとは、イタリア語で「やさしい響き」という意味。昭和53年、当時の市立亀山西小学校PTAコーラスの有志らで結成。翌年に第1回リサイタルを開催。以来2年に1度、リサイタルを催している。
これまで、市内の高齢者施設や歳末コンサート、亀山市芸文祭のほか、県おかあさんコーラス大会に参加するなど幅広く活動を展開している。
当日は、「ありがとうの心をこめて」と題し、パリ・パラ五輪のパリにちなみ、「愛の賛歌」や「枯葉」などのシャンソン曲を、また、これまでリサイタルで歌ってきた、「虹の彼方」や「二度とない人生だから」など思い出に残るベスト5曲を披露する。
碓井氏は「永きにわたり、団員の皆さんと楽しい年月を過ごさせていただいた」とし、「皆さんに、ありがとうの気持ちで本番を迎えます」と話していた。