ステンドグラス80点披露 津の教室、ランプシェードや置物 三重

【さまざまなステンドグラス作品が並ぶ会場=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県津市藤方の中井善子さん(73)が主宰するステンドグラス教室「リゲルグラス」の作品展が11日、同市中央の三重画廊で始まった。同市と四日市市の教室に通う40―80代の男女20人と中井さんのこの2年の作品計約80点を展示し、一部小物を販売している。15日まで。

中井さんは20代から制作を始め教室を開いて約30年になる。成果を発表する作品展は2年に1度開いており今回が11回目。

バラ、ブドウ、翼などをデザインしたランプシェード、教会をかたどった置物、レトロな雰囲気のパーティションなどがある。既製のデザインにせず、自ら焼成したガラスを使うなど個性的なものが多く、作品を通した柔らかな光が会場を包んでいる。

教室生の藤田恵未さん(50)=鈴鹿市=は「地道な仕事が形になった時がうれしい」と喜びを話す。中井さんは毎日見て癒やされるデザインや優しい色合いを心がけているといい「皆さん毎回レベルアップしている。一人一人違う個性を楽しんでもらえたら」と呼びかけた。