伊勢新聞

顧客対象に詐欺被害防止セミナー 明治安田津支社

【県内の特殊詐欺被害状況を説明する武馬氏(左奥)=津市羽所町の明治安田津支社で】

【津】津市羽所町の明治安田津支社(西岡宏倫支社長)は10日、顧客を対象に防犯対策セミナー「特殊詐欺被害を防ぐ日常の心構え」を開いた。県警から県暮らし・交通安全課に出向する武馬聡氏が県内の犯罪発生状況や特殊詐欺の種類などを話し、同支社管内の顧客と営業職員計約70人が参加した。

武馬氏は県内の特殊詐欺被害が昨年金額、件数とも激増したとして、架空料金請求詐欺▽オレオレ詐欺▽還付金詐欺―などの手口を細かく説明。とりわけSNS(交流サイト)を通じた投資詐欺とロマンス詐欺の被害は本年7月で184件18億1750円に上るとし「自分自身の身を守り、地域での声かけにご協力を」と呼びかけた。

防犯対策セミナーは顧客に役立つ情報を届けようと初めて開催。西岡支社長は「手口を知ることで被害が防止できる。今後他の地域でも開催していきたい」と述べた。