桑名高、就学支援金を過大支給 生徒1人に2万9700円 三重

三重県立桑名高(桑名市東方)は9日、定時制の生徒1人に対し、就学支援金を本来より2万9700円多く支給するミスがあったと発表した。

同校によると、事務処理ミスが原因。この生徒が他校に在籍していた期間を担当者が勘違いし、誤った支給期間を算定して国に申請した。

担当者が今年8月、支給の継続に向けた手続きを進める中で誤りに気付いた。過大支給分の一部に当たる2万1600円を国に返還する。

一方、同校は「生徒側に落ち度はなかった」として、生徒側には国への返還分を請求しない。県教委は一般会計予算で国への返還分を賄う方針。

同校は生徒と保護者に謝罪した。「今後は制度の内容を十分に理解し、複数の職員で確認するなどして正しく算定する」としている。