鎌使い稲刈り「早く食べたい」 伊勢、児童らコシヒカリ収穫 三重

【鎌で稲刈りをする児童ら=伊勢市小俣町で】

【伊勢】三重県伊勢市の小学生の稲刈り体験が5日、同市小俣町の田んぼで行われ、児童らが鎌を使った昔ながらの収穫作業に汗を流した。

米作りを通して農業や食の大切さを学んでもらおうと、市がJA伊勢などの協力で、春に田植え、秋に稲刈り体験を実施している。今年も児童らは4月に田植えを体験。稲は台風の影響を受けることもなく順調に成育し、収穫を迎えた。

この日は、市内4つの小学校の5年生が午前と午後に分かれて参加。午前は、中島小と豊浜西小の約50人が、市の職員らから鎌の扱い方などを教わり、黄金色に実ったコシヒカリを収穫した。

参加した豊浜西小の野呂伊舞希さん(10)は「機械を使えば速いけど、手作業も楽しい」、奥山健人さん(11)は「暑くてつらいけど、おいしいお米の味を想像して頑張った。早く食べたい」と話していた。