【伊勢】三重県伊勢市二見町江の二見興玉神社で5日、海岸沿いの夫婦岩にかかる大しめ縄を張り替える神事があった。
大しめ縄は、1本が長さ35メートル、重さ40キロ。大岩と小岩を結び、毎年5、9、12月に張り替えられる。今回は、先月31日に台風10号による高波などの影響で、かけられていたしめ縄3本がすべて切れ、そのままになっていた。
観光客らが見守る中、神職や氏子ら約20人が2つの岩に登った。太鼓や木遣り歌が響く中で作業が進められ、真新しいしめ縄3本がしっかりと結び付けられた。
茨城県から観光で訪れた川瀬智恵子さん(47)は「古くから地元の人によって続けられてきたのはすごいこと。タイミング良く見ることができよかった」と話していた。