伊勢新聞

「特殊詐欺に注意」啓発の大カボチャ 長島北部まちづくり協が桑名生活安全協に寄贈 三重

【特殊詐欺への注意を呼びかけたカボチャを手にする服部さん(右)と伊藤さん=桑名市内で】

【桑名】長島北部まちづくり協議会の服部義和さん(75)=三重県桑名市長島町新所=が、特殊詐欺への注意を呼びかけた大きなカボチャを、桑名地域生活安全協会に寄贈した。

カボチャは重さ約8キログラム、胴回り約70センチで、8月中旬に自宅の畑で収穫した。カボチャには粘着シートで作った文字が貼られ、「特殊詐欺に注意!」と呼びかけている。同町で看板店を営む同協議会のメンバーの伊藤美佐子さん(69)に頼んで仕上げてもらった。

服部さんは「木曽岬町どてカボチャ愛好会」のメンバーで、7年ほど前からカボチャを育てている。取れたカボチャは重量を競うコンテストに出品したり、桑名市内の小学校に贈ったりもしている。令和3年からは桑名署管内の少年警察協助員として、児童の登下校の見守りや声かけなどを続ける。

同協会は、防犯イベントや講話を開催する会場などにカボチャを持ち込んで飾る予定。木地茂事務局長は「インパクトがあって、多くの人の目に留まると思う」と期待する。

服部さんは「誰かに喜んでもらえることがうれしい。カボチャを見てもらうことで、特殊詐欺の被害防止につながれば」と話した。