【四日市】三重県四日市市桜町の桜中学校(澤井広美校長)は4日、桜地区自主防災協議会の川野義昭会長(72)と女性防災隊「桜ずきんちゃん」の髙橋惠美子代表ら防災士5人を講師に迎えて、2年生108人を対象に「防災授業」を開いた。
「防災の豆知識」と題して川野会長は、まず災害を身近なものとして捉えようと話し、対策には、自分自身や家族で備える「自助」、地域で助け合う「共助」、行政が行う「公助」の三つがある。高齢化が進む中、災害時は皆さんのような若い力が必要ですと呼びかけた。
講話の後、生徒らは4班に分かれ、①発災時の注意点や防災士の役割、②災害時のトイレ問題、③段ボールトイレの組み立て、④防災クイズの4講座を順に受講。段ボールトイレの組み立て講座では、生徒らはビニール袋をかぶせ、凝固剤を入れて完成した簡易トイレに腰かけて座り心地を確かめていた。
澤井校長は「子どもたちの防災意識向上にお力添えを頂き感謝です」と話していた。