柔らかな筆遣い、日本画と版画 桑名で小林さん個展

【100号の大作を紹介する小林さん(左)=桑名市東方のアートスペース美園で】

【桑名】名古屋市の画家、小林実沙紀さん(28)の個展「水底のアステリスク」が3日、三重県桑名市東方のギャラリー「アートスペース美園」で始まった。8日まで。時間は正午―午後6時(最終日は午後4時まで)。

柔らかな筆遣いで描いた日本画と版画の計43点を展示。100号の大作「うつくしき抜け殻たち」は、7月から約2カ月間で完成させた。個展のタイトルにもなっている「アステリスク」は記号の「*」で、古代ギリシア語で小さな星という意味。絵の中に、小さな星がちりばめられている。このほかにも人物や花を描いた作品も並ぶ。

小林さんは毎年、東海3県の各所で個展を開いている。アートスペース美園で開催するのは、2年ぶり3回目。「これからもずっと絵を描き続けていく」と話した。