始業をあすに再延期 のり面崩落の桑名北高 台風10号影響

三重県教委は3日、台風10号の影響で敷地内ののり面が崩落した県立桑名北高(桑名市下深谷部)の始業を5日に延期すると発表した。生徒らの登校は見送り、オンライン形式で始業式を実施する。

県教委によると、同校は2日に始業の予定だったが、崩落を受けて4日に延期していた。崩落の影響で先月31日から校内で断水が発生していることなども踏まえ、さらなる延期を決めた。

一方、同校は3日、のり面崩落の応急工事に着手。水道の復旧工事も進めている。6日以降の登校は工事の状況などを踏まえて可否を判断する。登校を見送る場合はオンライン授業とする。

崩落は先月29日午後4時ごろに発生。敷地内ののり面が崩れ、土砂が正門に向かう道路をふさいだ。別の場所から登校できるが、車や自転車は乗り入れることができない状態という。