御浜町の発展に貢献 葛平さんと三重いすず商事を表彰

【表彰を受けた矢田さん(左から3人目)と葛平さん(同5人目)=御浜町役場で】

【南牟婁郡】御浜町自治功労表彰式が2日、町役場で開かれ、町政振興や発展に寄与した元消防団員、葛平秀明さん(65)と、肥料販売の三重いすず商事(同町)が表彰状を受け取った。

町によると、各界で活躍した個人や団体を顕彰しようと、町が誕生した開町記念日にあたる9月1日に実施する。毎年開催となった令和2年度以降、今回を含め16人と2団体を表彰した。

対象者は、在職年数や町への貢献度を基に、7―8月にかけて各課が推薦。表彰基準を満たす人を選別し、町長や町教育長らが申請する。

葛平さんは、平成8年から尾呂志分団の消防団員として活動。同29年に分団長に就任した。令和6年3月に勇退するまで、28年にわたり消防団活動に貢献した。

三重いすず商事は平成28年から毎年4月初旬ごろ、スイートピーなど10種類以上の花を使った寄せ植えや花束を10点ほど寄贈。長年庁舎の美化活動に貢献している。

取材に対し、葛平さんは「団員の協力があって長年務まった。家族や会社にも感謝したい」と、同社の矢田芳子さん(72)は「毎年どんな寄せ植えになるか自分でも楽しみ。これからも寄贈を続けたい」と話した。