線・彩画でパリの風景描く 作家の木村さん個展 三重・四日市

【作品を紹介する木村さん=四日市市富田一色町の珈琲画廊「醍醐」で】

【四日市】三重県四日市市西松本町の線彩画作家の木村哲美さん(76)による第27回個展「線・彩画展~クレヨンと水彩で描くオープンカフェ」が、同市富田一色町の珈琲画廊「醍醐」で始まっている。火曜、水曜日は休み。30日まで。

フランス・パリのカフェ風景を描いた作品を中心に62点を展示している。モンマルトルやシャンゼリゼ通りなどのオープンカフェで、カップルやペット連れでティータイムを楽しむ人々、飲み物を作るバーテンダーなど、色鮮やかな作品が並んでいる。

線・彩画は、万年筆で一気に線を描き、クレヨンと透明水彩絵の具で彩色する独自の画法から名付けた。木村さんはペジーブル会とグループ萌に所属し、創作活動の傍ら各地でグループ展や個展を開いている。「明るい色彩で表現したカフェ風景。五輪開催中のパリの街々の空気を感じていただきたい」と語った。問い合わせは同店=電話059(366)2991=へ。