【熊野】日本男子ソフトボールリーグ第3節の初日は31日、熊野スカイパーク球場(熊野市久生屋町)などで3試合があった。三重ヴェルデウィン(元三重県庁クラブ)は埼玉県庁クラブを延長八回タイブレークの末、7―6で下し、3試合ぶりの白星を逆転サヨナラ勝ちで飾った。
三重ヴェルデウィンは三回、先発の酒井匠投手が3点本塁打を浴びるなど4失点。四回にDP新井優太の本塁打で反撃の口火を切ると、続く五回には櫻庭佑輔内野手の2点本塁打などで同点に。4―6で迎えた延長八回、京谷優吾内野手がサヨナラ適時打を放った。
京谷内野手は「狙い球のドロップに体がうまく反応した」と振り返った。中学生以来のサヨナラ打に「打った瞬間の手応えは十分だった。(外野手を)越えてくれという思いが通じた」と興奮気味に喜んだ。
三重ヴェルデウィンは昨季、7月に全日本クラブ男子選手権を、11月に男子日本リーグ決勝トーナメントを制し、国内2冠を達成した。今季は第2節終了時点で、3勝5敗で17チーム中11位。第3節は9月2日まで開かれ、チームは残り3試合を戦う。