伊勢新聞

「金」藤波選手が地元凱旋 パリ五輪レスリング、四日市市長から特別栄誉賞 三重

【パリ五輪の金メダルを携えて四日市市役所を訪問した藤波朱理選手。左は父・俊一さん=四日市市内で】

パリ五輪レスリング女子53キロ級に初出場初優勝した、三重県四日市市出身で、日本体育大3年の藤波朱理選手(20)が29日、地元に凱旋(がいせん)した。父親でコーチの俊一さんとともに来庁した四日市市役所で森智広市長らの歓迎を受け、「金メダルを持って帰って来れてうれしく思う」と話した。

四日市市立西朝明中2年時から続く公式戦の不敗記録を137に更新。県レスリング勢としても津市出身の吉田沙保里さんが女子55キロ級で初優勝したアテネ五輪から6大会連続五輪制覇の快挙を達成した。

この日、森市長から四日市市スポーツ特別栄誉賞を贈られた。県民栄誉賞の受賞も決まっている。「レスリングを通して日本を元気に、明るくできるよう、これからも頑張っていきたい」と決意を新たにして、当面の目標として「2年後、名古屋市で行われるアジア大会優勝を目指していきたい」と語った。