四中工高にクーラー寄贈 アイトム建設社長「地元に貢献できた」 三重

【寄贈されたスポットクーラーと関係者=四日市市の四日市中央工業高校で】

【四日市】道路舗装などを手がけるアイトム建設(三重県四日市市南浜田町)は創立70周年の節目に合わせ、同市の県立四日市中央工業高校にスポットクーラー3台を寄贈した。スポットクーラーの設置に伴う電気工事のほか、路面が陥没していた同校正門付近のアスファルト舗装の修繕工事も無償で行った。

28日、同校で行われた寄贈式では、アイトム建設の山下哲史(さとし)社長(42)が小倉礼校長に目録を手渡した。山下社長は「少しでも地元に貢献できて良かった」と話した。

同社は15年以上にわたり、同校のインターンシップを受け入れており、同校の卒業生10人以上が社員として働く。山下社長が社長に就任した令和2年にも、ドローンや解析用パソコンなどを同校に寄贈している。

この日は山下社長とともに、同校出身の社員5人も訪れた。生徒を代表して寄贈式に出席した都市工学科1年の上田琉斗さん(15)は「後輩として自分も将来、多くの人の役に立つ仕事がしたい」と抱負を述べた。

スポットクーラーは、実習棟にある施工実習室など3室に設置するという。