伊勢新聞

松阪市民の健康づくり支援 国分とマックスバリュ東海、アプリで食事や運動記録 三重

【アプリ「SOULApie」の画面イメージ】

食品卸業、国分グループ本社(東京都中央区)と国分中部(名古屋市)は、マックスバリュ東海(静岡県浜松市)と連携し9月1日から、同グループゆかりの三重県松阪市で、スマートフォン用健康管理アプリを使い、市民の健康づくりを支援する取り組みを始める。

【アプリ「SOULA pie」のホーム画面】

来年2月28日まで試験導入し、検証後、松阪市での本格導入が改めて検討される。

アプリは、国分グループ本社が業務提携しているSOULA社(東京都港区)が開発した「SOULA pie(ソウラパイ)」。画像解析技術を用いた機能で、食事のメニューを撮影するとカロリーや栄養素が算出され、日々の食事内容を記録。医師監修の食事のアドバイスや、ダイエット、肌ケアなど、自身の目的や意欲に合ったプログラムを選ぶと、その人に合った情報(助言)が提供される。運動や体重の記録もでき、国分グループ本社によると、食事や運動記録の見える化により、健康づくりに取り組む利用者がこれまでのがんばりや行動の変化をより実感できるようになり、楽しみながらするようになっていくという。

アプリ利用の松阪市民には、先着1000人に市内のマックスバリュ東海7店舗で利用できる200円分のクーポンが配布される。

クーポン利用可能店舗は、川井町店▽松阪中央店▽郷津店▽サンフラワー店▽学園前店▽Exp松阪大石店▽Exp松阪粥見店。アプリのダウンロードや詳細は、店舗などにポスターを掲示して知らせる。

国分グループ本社と国分中部は令和4年、同市と「松阪市の活性化を支援する包括連携に関する協定」を結び、市の魅力を生かした商品開発を行っている。今回は市民の健康づくりの支援に範囲を広げ、市民がアプリを活用することにより、健康的な食生活を応援するのが目的。