伊勢新聞

水谷選手「ロスでは必ずメダルを」 パリ五輪女子7人制ラグビー9位、三重県知事に結果報告

【一見知事(手前)にパリ五輪の結果を報告する女子7人制ラグビー代表の水谷咲良選手=県庁で】

パリ五輪女子7人制ラグビー代表で桑名市出身の水谷咲良(さくら)選手(20)=東京山九フェニックス、四日市メリノール学院高出身=が28日、三重県庁を訪ねた。一見勝之知事に日本女子過去最高の9位で終えたことを報告し「次のロサンゼルスのオリンピックでは必ずメダルを取ってここに帰ってこれるよう、もっともっと頑張りたい」と話した。

四日市市立橋北小4年時に、四日市ジュニアラグビーフットボールクラブでラグビーを始めた。高校時代のニュージーランド留学など経て、鋭い縦の突破やタックルを武器に五輪代表に初選出。パリでは「目標のメダル獲得」はならなかったが、予選を含めて日本女子として五輪史上最多の3勝を挙げ、過去最高の9位で終えた。個人でも、予選第1戦の米国戦で日本最初のトライを奪うなどしてチームに貢献した。

県内唯一の女子ラグビーチーム「PEARLS(パールズ)」ジュニアチーム所属の中学時代には、国内外で活躍するアスリートの輩出を目的とした県の「MIEスーパー☆(スター)プロジェクト」1期生として活動し「それがなかったら今の自分はいないと思うくらい良い経験をさせてもらった」。水谷選手に県スポーツ優秀賞を贈った一見知事は「三重のラグビー熱を上げるためにも力を貸して」と今後の活躍を期待した。