長年、道路の美化清掃に努めたとして、三重県大紀町神原の堀江昌彦さん(86)が、公益社団法人日本道路協会の道路功労者表彰を受け、伊勢市の県伊勢庁舎で26日、伝達表彰式が開かれた。
道路事業の推進や美化保全、災害復旧などに努めた個人や団体を、毎年表彰している。今年度、県内で表彰を受けたのは堀江さんただ1人。
堀江さんは、平成6年から30年間、ボランティアで自宅近くの県道打見大台線の沿道で除草活動を続けている。年に数回、一帯の草を刈り、道路の環境整備に尽力したことが認められた。
伝達式で、県伊勢建設事務所の南賢所長が表彰状を手渡し、長年の貢献に感謝した。
堀江さんは「表彰は驚いた。きれいにすれば、道路を通る人も気持ちいい。草刈りのおかげで健康、これからも活動を続けたい」と笑顔で話した。