パリ五輪のフェンシング男子エペ団体で銀メダルを獲得した三重県鳥羽市出身の山田優選手(30)=山一商事=が27日、県庁を訪れ、一見勝之知事に「すごく楽しい五輪だった」と報告した。
山田選手は午後3時半ごろ、県庁1階のロビーに到着。祝福のメッセージを書いた横断幕を手にした大勢の県職員から拍手で出迎えを受けた後、一見知事から花束を受け取った。
山田選手は「東京五輪は無観客でさみしかったが、今回はすごい観客だった」とし、他国の観客からも声援を受けたことを紹介。「皆さんの応援が力になっている」と語った。
一見知事は「これほどにも日本の選手が強いということが分かった。素晴らしい成績を取ってもらい、三重の誇り」と祝福。県スポーツ栄誉大賞の表彰状を山田選手に手渡した。
報道陣の取材に応じた山田選手は「手ぶらでは帰りたくないと思っていたのでほっとしている」と心境を語り、今後の抱負について「ロス五輪では金メダルを取りたい」と話していた。