伊勢新聞

一日限りの「中学生議会」開会 亀山、生徒18人が一般質問 三重

【一般質問する生徒ら=亀山市役所議会本会議場で】

【亀山】三重県の亀山市と市議会、市教育委員会は27日、市役所議会本会議場で、一日限りの「亀山市中学生議会」を開会した。市内3中学校の3年生計19人が議員役を務めた。

同議会は、次世代を担う生徒らが行政や議会の仕組みを学び、市政への関心と理解を深め、生徒らの自由な発想、意見を市政の参考にするのが目的。初めて試みた。

この日は、通常の市議会定例議会通り、執行部席には櫻井義之市長や山本伸治副市長、中原博教育長のほか、各部署の部長らが座る中、中学生議員が議長役を務め、18人が1人1問ずつ、市の魅力発信や少子高齢化対策、防犯への取り組みなどについて一般質問した。

生徒らの質問に、櫻井市長や関係する部署の部長らは、分かりやすい言葉で丁寧に答弁した。

亀山中の大原昊輝さん(15)は「1番目の質問者で緊張したが、うまく話すことができた」、議長役の大役を務めた中部中の水野翔俐さん(15)は「自分から議長になりたいと手を挙げた。貴重な経験ができました」と話した。

森美和子市議会議長は「皆さん、堂々と発言している姿を拝見していて、誇らしく思った。夏休みのよい思い出にしてください。お疲れさまでした」と述べた。