伊勢新聞

新姫びねが~を発売 熊野市記念通り商店街振興組合

【「新姫びねが~」をPRする赤阪理事長=熊野市木本町のいこらい広場で】

【熊野】三重県の熊野市記念通り商店街振興組合はこのほど、市特産の香酸かんきつ「新姫」の果汁を使った飲用酢「新姫びねが~」(税込み1650円)を発売した。同市木本町の「いこらい広場」で販売している。

新姫は平成9年に品種登録された、強い酸味や甘み、爽やかな香りが特徴の果実。抗アレルギー作用や高血圧抑制に効果があるとされる。新姫を使った商品はくず餅、ようかんに続き第3弾となる。

同組合によると、新姫を使って地域を盛り上げようと、組合の伊東威専務理事(62)が発案。昨秋から市と検討を重ねてきた。2月中旬に「新姫を住民らの健康に活用したい」と津市の山二造酢に声をかけて実現。市ふるさと振興公社(同市紀和町)が昨秋に収穫した新姫を使用した。

同組合の赤阪俊一理事長(73)は「飲みやすい味で健康にもいい。地元の人から評判が広まり、観光客にお土産として買ってもらえれば」とした上で、市のふるさと納税や道の駅への販路拡大にも意欲を示した。