丸太切りに挑戦も 亀山市「ネイチャー体験」イベント

【両手引きのこぎりで丸太を切る親子3人=亀山市加太梶ケ坂の「やまびこ」で】

【亀山】三重県の亀山市農林政策グループは24日、同市加太梶ケ坂の亀山森林公園「やまびこ」で、親子夏休みイベント「ネイチャークラフト体験・森林クイズラリー」を開催した。市内の親子ら7組、17人が参加した。

森林施設認定NPO法人「森林(もり)の風」(四日市市三滝台4丁目)が協力。みえ森と緑の県民税交付金を活用。

参加者らは、直径約20センチの地元加太産ヒノキ材の丸太を、長さ1・6メートルの両手引きのこぎりで、2人で引き合いしながら切る丸太切り体験や、スギやヒノキ、サクラの木の木片と、ドングリなどの木の実を使い、思い思いの置物など作った。

また、クイズラリーでは、同公園内遊歩道に5カ所のポイントを設置し、「年輪の数は木の幹にある」「年輪を数えると木の年齢が分かる」など、年輪に関する問題を○×で答えた。

小学3年生の長谷川楓さん(8つ)=亀山市羽若町=は「太い丸太切りが楽しかった。細い直径約8センチの丸太は、自分一人で切った」と笑顔で話した。

市有林約4・2ヘクタールの同公園は、「亀山森林公園環境整備構想」に基づき、平成20年度から3年かけ、自然の地形を生かした公園に整備。自然の樹木などに触れ親しむ憩いの公園として市民らが訪れている。