太川陽介さんが講演 ヒット曲も披露 鈴鹿・椿大神社の夏季講座

【受講者らと「ルイルイ」を歌って踊る太川さん=鈴鹿市山本町の椿大神社参集殿で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)は25日、俳優の太川陽介さん(65)を講師に招いて、同大神社参集殿で「第42回・夏季大学講座」を開いた。「デビューして48年、これまでの出会い」をテーマにした講演に300人余が熱心に聞き入った。

太川さんは、17歳の時に「サンミュージック」の社長に見いだされてデビュー。3曲目の「ルイルイ」で一躍アイドル歌手となり、その後は「レッツゴーヤング」の司会を7年間務めた。その後、役者として活動するまで仕事がなく、収入のない時期があったと話した。

姉のように慕っていた女優倍賞千恵子さんの「歌手だけでなく芝居もあるでしょ」の一言で気持ちを入れ替え、喜劇やミュージカルなど、舞台の世界で活躍するようなり、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」などで、テレビでも人気者になった。

「65歳の今でも新しい出会いと挑戦にワクワクしている。皆さんも好きなことを続けてほしい」と呼びかけた。また、「唯一のヒット曲『ルイルイ』をご一緒に」と受講者らを誘い、ステップを手ほどきして熱唱し、会場を盛り上げた。