昭和の亀山“鉄景”紹介 酒井さん「撮り鉄」写真展 三重

【鉄道記録写真展を開いた酒井さん=亀山市東御幸町のSC「亀山エコータウン」で】

【亀山】中学時代から「撮り鉄」として鉄道の写真を撮り続けている酒井香さん(71)=三重県亀山市北山町=の鉄道記録写真展「よみがえる鉄景 なつかしの亀山」が23日、同市東御幸町のショッピングセンター「亀山エコータウン」で始まった。28日まで。午前10時―午後7時(最終日は午後5時)。

酒井さんは昭和44年ごろから、亀山近辺や県内外に出向いては、列車や駅などを撮影し、撮りためた鉄道写真は約1万枚以上。写真には、1枚ずつ撮影場所と年月日を添えて保存している。平成26年からテーマを変えて年1回、記録写真展を開いている。

同写真展では、かつて国鉄の街として栄え、近年ではリニアの街として注目されている「亀山」をテーマに、約50年前に撮影した、亀山機関区内の給炭槽(ガントリークレーン)から蒸気機関車に石炭を入れる光景、いまは走行していない特急「紀伊」のほか、昔の亀山駅舎など計78点が並ぶ。

酒井さんは「列車や亀山駅構内などの光景を撮った写真から、昭和時代の亀山を懐かしんでもらえれば」と話していた。