早期の発見や治療が難しい膵がんと闘う人らを応援する「パープルリボンウオーク&セミナー」(伊勢新聞社など後援)が9月15日、津市栗真町屋町の三重大で開かれる。参加無料。
膵がんへの理解を深めてもらうことなどを目的として、三重大付属病院のスタッフや同大の医学部生らでつくる実行委員会が平成24年から実施。今年で13回目となる。
実行委によると、膵がんは早期の発見や治療が難しく、5年後の生存率は10%ほどとされる。一方、がん研究の進歩などによって早期発見の機会や抗がん剤の種類も増えているという。
ウオークでは、膵がん克服のイメージカラーとされる紫色のTシャツを着た参加者らが学内を歩く。セミナーでは、医師や看護師らが膵がんの治療法や緩和ケアなどを紹介。相談にも応じる。
岸和田昌之実行委員長は「患者と共に闘っていることをアピールし、諦めずに治療を継続してもらいたい。多くの人に膵がんを知ってもらうことで、早期の発見や治療にもつなげたい」と話している。
ウオークは午前9時―11時半、セミナーは午後1時―4時半。いずれも定員400人で、申し込みは不要。問い合わせは実行委事務局=電話090(3584)6085=へ。