食品ロス削減協力店を認定へ 松阪市が脱炭素へ取り組み 三重

【脱炭素の取り組みを発表する竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県の竹上真人松阪市長は22日、市役所で定例記者会見に臨み、食品ロス削減に向け「残さず食べよう」「持ち帰り」協力店を認定する脱炭素の取り組みを発表した。またスーパーと協力し、レジ袋の代わりに市指定ごみ袋を販売する。

【食品ロス削減協力店のステッカー】

食品ロス削減を目指す飲食店や宿泊施設、小売店を協力店として10月1日から募り認定する。認定証を交付し、ステッカーを配布する。1年間で百店舗・事業所の登録を目指す。申し込みはインターネットから。

イオンビッグ(名古屋市中村区)と連携し、ザ・ビッグエクスプレス松阪高町店で、レジ袋の代わりに市指定ごみ袋Sサイズ(10リットル)を9月2日から1枚五円で販売する。プラスチックごみの削減でCO2排出量の抑制を図る。

ごみ減量を啓発するため、「年間のごみ処理経費17億円、1世帯当たり23000円」の表示を9月1日からスーパーや小売店に張り出す。

また来年4月1日から市指定ごみ袋の「もえるごみ専用」の表記を「もやすしかないごみ専用」に変え、ごみ分別を促す。

竹上市長は「ごみ減量は確実に脱炭素になる」と呼びかけた。