【伊勢】長野県飯田市であった「伊勢市・飯田市小学生交流会」の報告会が21日、三重県伊勢市の市生涯学習センターいせトピアで開かれ、参加した児童の代表らが、鈴木健一市長に発表した。
交流会は、8、9日の1泊2日の日程で実施され、伊勢市内7校の5、6年生28人が飯田市を訪問。現地の児童20人と、互いの学校や児童会活動、地域などについて発表しあい、意見交換した。名産のリンゴを使ったアップルパイづくり、伝統工芸の水引作りなども体験し、親睦を深めたという。
報告会には、各校の代表7人が参加し、鈴木市長に印象に残った出来事や、思いを発表。鈴木市長は「違う町の文化や歴史を学び、今後の糧にしてほしい」と話した。
修道小6年岡桃子さん(12)は「南アルプスの山々がすごくてきれいだった。旅館で一緒に泊まって楽しく交流し、新しい友達もできた。経験を今後にいかしたい」と話していた。
交流事業は、昭和53年に当時の両市長の発案をきっかけに始まり、山に囲まれた飯田と、海に面した伊勢の子どもたちの交流の機会として続いている。