被災者のペット保護や管理 玉城町、保護ねこカフェと協定 三重

【協定を締結した辻村町長(右)と山口社長=玉城町役場で】

【度会郡】三重県玉城町は21日、災害時に動物救護施設として被災者のペットの保護や管理をしてもらう協定を、同町勝田の保護ねこカフェ「ねこ達のいえ」と締結した。

木造住宅建築などを手がける「YSK」(山口幸範社長)が運営する同カフェは10年前に開設。行き場のない猫を預かり、里親を募集して無償譲渡する活動を続けている。

協定には、災害時に指定避難所では飼育が困難な犬や猫などのペットに対し、動物救護施設として同カフェの施設で保護や管理を行い、被災者の不安解消や復興活動を支援するとともに、負傷した被災動物への応急手当や避難所における被災動物に関する飼育者への助言なども行うことを盛り込んだ。

辻村修一町長は「災害時の動物救護活動は重要であり課題になっている。施設を救護場所として利用させていただけるのは大変ありがたく、感謝している」、山口社長は「愛情を持って家族同様に飼われているペットだと思うので、できる限り協力したい」と話した。