【津】津市戸木町の深谷真理さん(50)の絵画展が、同市中央の三重画廊で開かれている。さまざまな色を組み合わせ、左右対称の構図で描いた油彩やアクリル画計23点を展示販売している。25日まで。
深谷さんは旧久居市（現・津市）出身で大阪芸術大を卒業。県立高の美術教諭と並行し制作を続けており、グループ展や名古屋での個展で作品を発表している。県内での個展は今回が初めて。
少女の立ち姿と木のシルエットに、本棚やぬいぐるみなどのモチーフと赤いリボンを描いた120号の「誰も知らないⅡ」、少女の横顔に木のシルエットや図形を重ねた「見上げる先にⅡ」など、同じ構図を反転させて描き、左右対称に並べている。
深谷さんは「同じ色と構図で描くことで、見えているようで見えない表と裏を表現している」とし「構成や色合いの面白さを感じてもらえたら」と話した。