児童ら「御在所パン」訪問 菰野町の学童クラブ、熱心に質問 三重

【焼き上がったばかりのパンを見る児童ら=菰野町福村の「御在所パン」で】

【三重郡】三重県菰野町潤田の学童クラブ「かざみどりKids」を利用する小学1―4年生21人が21日、同町福村の菰野自動車学校が運営するパン店「御在所パン」を訪れた。「パン」について学習し、興味関心を深めた。

学童では夏休みの期間中、「パン」をテーマにした課題学習に取り組んでいて、その一環で訪問した。店長の藤森容(ひろ)子さんから、店には3台のオーブンがあり、パンによって使用するオーブンが違うことなどを教わった。焼き上がったばかりのパンも見て、「おいしそう」「食べたい」と声を上げた。

この後、自動車学校の教室に移動して、同校代表の藤森康弘さんが児童の質問に答えた。児童らは「どうしてパン屋さんを開いたのですか」「パンは何種類ありますか」「人気のパンは何ですか」などと、熱心に質問していた。店は学校の敷地内にあり、今年1月にオープン。自動車学校の生徒だけでなく、一般の人も購入できるという。

また、福田利章校長による交通安全についての話もあり、「信号機のない横断歩道を渡るときは、運転手さんに見えるように大きく手を上げてください」などと呼びかけた。

児童らは学童で、2度パン作りに挑戦している。桑名市の津田学園小学校4年の服部一東輝(ひとき)さん(10)は「見たことがない機械がたくさんあって驚きました」と話した。