【鈴鹿】近い将来の市をけん引する人材育成に向け、鈴鹿市は22日、三重大学リカレント教育センターによるリカレント研修を始めた。38―40歳の中堅職員5人が、令和7年1月29日まで、オンデマンドによる講義と対面形式の講義を計12回受講する。
デジタル技術を活用し、課題の把握や分析を的確に行い、道筋を立てて解決することができる実行力ある人材育成が目的。同センターが、市独自のプログラムを構築した。
冒頭で、同センター副センター長の青木雅生教授は「良い学びで少しでも良い政策につながれば」とあいさつ。
講義では、同大人文学部法律経済学科の深井英喜教授(50)が講師を務め、研修の目標や目的など今後取り組む研修の概要やDXの概念などについて説明。講義の一部は末松則子市長も見学した。
今後は、データ分析の考え方や地域分析、現状分析による現状把握の重要性などについて学ぶ。
参加者の1人、教育政策課の小林真也副主幹(39)は「今後を見据え、ゼロから学び直したいと思い参加を決めた。政策に落とし込めるようなスキルを身につけたい」と話した。