「三重二紀展」始まる 津の総文ギャラリー、会員15人の32作品

【二紀会三重支部の作品が並ぶ会場=津市一身田上津部田の県総合文化センター第2ギャラリーで】

【津】美術公募団体「二紀会」三重支部(冨田儀孝支部長)は21日、津市一身田上津部田の県総合文化センター第2ギャラリーで「第44回三重二紀展」を開き、40―80代の支部会員15人の作品32点を展示した。25日まで。入場無料。

同支部は同団体会員▽準会員▽出品者―で構成し、毎年この時期に10月の本部展への出品作を持ち寄る研究会として作品展を開いている。

作品は30―150号で、具象、抽象いずれもある。桑名市の山口美穂子さん(63)はオイルパステルで描いたカメレオンと、それを紙に写してコラージュを加えた3作品を出品し「描くことで自分と向き合える」と話す。

伊賀市の上田慎二さん(56)は、道路を歩く愛犬の影が長く伸び、実像と虚像が逆転する世界を描き「本年度力を入れた作品が集まった。皆自分たちのやりたい表現をそれぞれのテーマで追求している」と話した。