正しいスマホの使い方を 高田短大生が児童らに講座 亀山・三重

【「誹謗中傷の投稿はしないこと」と話す田中リーダー(右端)ら=亀山市関町沓掛の鈴鹿峠自然の家で】

【亀山】三重県の亀山市青少年育成市民会議(横山正会長)主催の「サマーキャンプ」が21日、同市関町沓掛の鈴鹿峠自然の家で始まった。市内の小学4―6年生計29人が参加した。23日までの2泊3日。

サマーキャンプは、県立亀山高校インターアクト部1年生8人がリーダーを、市内の中学1、2年生計8人がサブリーダーを務める。キャンプを通じ、児童らがあいさつや夕食作り、スケジュール通りの活動など、集団生活を体験し、互いが助け合う気持ちを持つことが目的。

初日のこの日は、津市一身田豊野の高田短大ボランティア・国際交流部の県警サイバー防犯ボランティアチームの2年生3人が講師を務め、「騙(だま)されないスマホ講座」を開いた。県警本部サイバー犯罪対策課署員が同席した。

同チームの田中幸来リーダー(19)ら3人は、スマートフォンの活用について、「相手が不快に思う誹謗(ひぼう)中傷や友達との写真などを投稿してはいけません。個人情報も」とし、「知らない人とは連絡を取らないこと。ルールを守って正しく使用してください」と促した。

児童らからは、「読みたい漫画やゲームでの課金は、親の承諾を得て購入している」「友達とのLINE(コミュニケーションアプリ)でのやりとりがほとんどで、言葉には気をつけている」などの意見が出た。