オタリアの赤ちゃん誕生 鳥羽水族館、一般公開始まる 三重

【一般公開されているオタリアの赤ちゃん(左)と母親の「がっちゃん」=鳥羽市の鳥羽水族館で(同館提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市の鳥羽水族館は、14日に生まれたアシカの仲間「オタリア」の赤ちゃんの一般公開を始めた。

母親「がっちゃん」と父親「クーバ」の間に生まれた雌で、体長は約50センチ、体重は11・3キロ。がっちゃんは3回目の出産で、赤ちゃんにしっかりと寄り添いながら順調に授乳しており、母子ともに健康という。

飼育担当者は「出産前は不安でいっぱいだったが、無事生まれてきてくれて本当によかった。ただただ元気に成長してくれることを願っています」と話していた。

赤ちゃんと母親は「海獣の王国」の屋上スペースにある「ヒレアシ育成水槽」で公開しているが、母親が子育てに安心して集中できるよう、距離をとっての見学となる。

同館が飼育するオタリアは、今回の赤ちゃんを含め5頭(雄1頭、雌4頭)となった。