伊勢新聞

卓球・戸上がパリ五輪報告 津市長訪問、男子団体4位「悔しい」

【前葉市長から出身校からの応援寄せ書きを受け取った戸上選手(左)=津市役所で】

パリ五輪卓球男子代表で津市出身の戸上隼輔(22)=井村屋グループ=が19日、県庁や出身地の津市役所を訪問した。自身初の五輪は男子団体4位で「メダル決定戦に負けた悔しさは一生忘れられない」。「ロス五輪ではメダルを持って帰ることができるよう1日1日を大切に過ごしていきたい」と、4年後のオリンピックを見据えていた。

小学校から中学2年まで所属した津市半田の松生卓球道場で選手としての礎を築いた。山口・野田学園高校時代に全国高校総体シングルスで2連覇。明治大時代の2022年1月の全日本選手権で県勢初のシングルス優勝を果たした。大学卒業後の今年4月からは津市に本社を置く井村屋グループとの所属選手契約を結ぶ。

市役所では本庁舎正面玄関先で、前葉泰幸市長や職員、市民らの出迎えを受けて「緊張して、足が震えた」と話す場面もあった。「(津リージョンプラザお城ホールで開催の五輪の)パブリックビューイングでは300人を超える人が集まり、すごく盛り上がった」と報告した前葉市長は「さらなる高みを目指して。これからも応援します」と激励した。