【松阪】松阪九条の会は24日午後1時半から、松阪市船江町の松阪公民館講座室1で「戦争体験に学ぶつどい」を開く。戦争遺跡保存全国ネットワーク運営委員の岩脇彰さんが「戦争体験者からの聞き取りや戦争遺跡(県内)から見えてくる戦争の悲惨な事実」をテーマに語る。
岩脇さんは亀山市で小学校教員をしながら、戦争遺跡の掘り起こしや、戦争体験者への聞き取りをしてきた。「三重の戦争遺跡」(つむぎ出版)を編集した県歴史教育者協議会の事務局長を務めた。
つどいでは市内在住の古市仁さんを招き、旧松尾村にあった三重海軍航空隊演習場や松阪空襲について岩脇さんが聞き取る他、岩脇さんがこれまで調べた大台町住民の満蒙開拓と引き揚げや、大紀町のトーチカなどについて話す。
松阪九条の会は平成18年に発足し、会員約600人。毎夏、戦争体験に学ぶつどいを開いている。後藤健一呼びかけ人代表は「過去をしっかり見つめなくては」と来場を呼びかけている。
資料代として500円のカンパを募る。問い合わせは同会事務局の猿木恭二さん=電話090(4853)4632=へ。