〝先輩〟西田の奮闘に刺激 海星中バレー部、全中での活躍誓う 

【東海中学総体全国大会出場決定戦を制した海星中男子バレーボール部=10日、津市産業スポーツセンターで】

海星中(三重県四日市市追分)バレーボール部は2022年以来2度目の全国中学校大会出場。カトリック系の中高一貫校で、高校はバレーボール男子日本代表の西田有志(24)の出身校で知られている。身長186センチの体格で日本のエースとして奮闘する「先輩」の姿に刺激を受けながら、2年ぶりの全中での活躍を誓う。

3年生セッターの川北禅主将を起点とした多彩な攻めが持ち味。3年生ミドルブロッカーの松村結が「一番の持ち味はレシーブ」と話すなどチーム一丸の粘り強い守備も武器だ。今年7月の県中学総体で3連覇を果たすと、8月の東海中学総体では、大会を制した浜松修学舎中に敗れるも、岡崎市立矢作北中との全中出場決定戦を制した。

「西田有志さんのイメージのある海星でバレーをやりたかった」と話す川北は小学時代、大里VBC(津市)でスパイカーとして活躍。海星中入学後セッターに転身した。川北のように小学時代からの経験者が入学するにつれて中学バレー部も上昇気流に。2年前初めて全中出場を果たして以来県内負けなしを維持している。

2年ぶりの全中ではまず予選グループ戦突破を目指す。大阪、東京の強豪私学などと同じグループに入ったが「先輩」同様、臆することなく立ち向かう。練習試合などで「西田選手の出身校と言われることがうれしい」と話す3年生エースの藤井星吾は、身長180センチながら高いジャンプ力で「スパイクをがんがん決め、チームを盛り上げたい」と話す。