立憲民主党三重県連の中川正春代表は17日、津市羽所町のアスト津で開いた常任幹事会の後に記者会見し、岸田文雄首相が自民党総裁選への不出馬を表明したことについて「刷新感は出ないのではないか」と述べた。
中川会長は会見で、岸田首相について「新しい顔で選挙をするとのことだが、政治とカネの問題を受けた改革が本当になされるのだろうか」と指摘。「顔を変えるだけのやり方では通用しない」と述べた。
その上で、９月に予定される立民の代表選については「（新代表と）自民党総裁のどちらが総理になるかが問われることになる」と説明。「候補者の政策を国民に理解してもらえるような形で行いたい」と述べた。
一方、来夏に予定される参院選三重選挙区（改選数１）の候補者については複数人の名が上がっていることを明らかにしつつ「まだ発表するまでには至っていない」と説明。次期衆院選までに決める考えを示した。