ダイナミックな花火で知られる「熊野大花火大会」は17日、三重県熊野市の七里御浜海岸を会場に、午後7時ごろから約2時間の開催を予定している。天候の状況を踏まえて同日午前6時ごろに実行委員会が大会開催を最終決定する。
市観光協会などによると、同大会は300余年の歴史がある。お盆の初精霊供養として簡単な花火を打ち上げ、その花火の火の粉で灯籠焼をしたのが始まりとされる。
今年は約1万発が打ち上げられ、「熊野古道世界遺産登録20周年記念花火」や、フィナーレの「鬼ヶ城大仕掛け『巌頭のとどろき』」などが見どころ。鬼ヶ城大仕掛けは国の名勝・天然記念物でもある鬼ヶ城の岩場や洞窟を利用した仕掛け花火で大迫力が味わえるという。