ホンダS600展示 世界で活躍、昭和39年式四輪車 三重・鈴鹿

【昭和39年式の貴重な車両、ホンダS600=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市はこのほど、同市役所モータースポーツ振興コーナーで「『世界一への挑戦』―世界に名を知らしめたホンダS600」を開き、昭和39年式の四輪車、ホンダ「S600」1台と搭載エンジン1基を展示した。11月20日まで。

S600は、発売直後に鈴鹿サーキットで開催した「第2回日本グランプリ GT―1クラス」で優勝するなど、国内外のレースで活躍した。

世界一を目指して60年前に誕生した同車両を展示することで、市民とともに市の成長や発展の軌跡を共有し、シビックプライドを醸成しながら「モータースポーツのまち鈴鹿」を広く発信するのが狙い。

車両などはホンダコレクションホールから借り、説明文はNPO法人鈴鹿モータースポーツ友の会が協力した。

担当の商業観光政策課は「貴重な展示車両を見ながらホンダやF1の歴史を振り返り、モータースポーツに関心を持ってもらえれば」と話した。