伊勢新聞

<夏の甲子園・菰野> 3年生主将山口が代打 9回裏、左飛「悔しい」

2年生主体のチームをまとめ、三塁コーチとして貢献してきた菰野の山口主将。13点差の9回裏、先頭で代打が告げられると球場からは大きな拍手が沸いた。

1年生以来という公式戦の打席。2ボール2ストライクからのファーストスイングで5球目を打ち返すも、打球は左翼手のグラブに収まり、左飛に倒れた。

ベンチに帰ると2年生らに「ナイスバッティング」と声をかけられた。次々打者の打席には三塁コーチに戻り、試合終了の瞬間を迎えた。

「出塁しようと思っていた。悔しい」と打席の感想を振り返った。山口を代打として送った森田監督は「彼の勇姿を見せたかった」と話した。