身近な風景、伊勢和紙に 林さんが写真展 三重・玉城町

【玉城町近隣の風景を撮影し、伊勢和紙にプリントした作品と林さん=玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で】

【度会郡】三重県玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で、同町上田辺のアマチュア写真家、林隆久さんの写真展「近くの景色から」が開かれている。31日まで。水曜日と15、16日は休み。

林さんは学生時代から写真を始め、就職後は会社の写真クラブに入って本格的に撮影を開始。休止期間もあったが、町民講座の受講をきっかけに再びカメラを手にし、仲間と「写真クラブたまき」を結成した。現在は地元周辺の四季の風景などを撮影している。

同展には、度会町の獅子ケ岳から富士山と朝日が重なる「王冠富士」を捉えた作品や、玉城町と明和町にまたがる斎宮調整池で切り取った風景、神秘的な朝焼けと朽羅神社などを、県指定伝統工芸品の伊勢和紙にプリントし、独特の風合いや立体感を表現した8点を並べた。

林さんは「近くでも四季の変化や気象条件でこんな景色を見ることができる。何度も足を運んで撮影した作品を楽しんでもらえれば」と話した。