伊勢新聞

火の粉散らしたたき合う 朝日町で八王子祭り 三重

【火の付いたたいまつでたたき合う男性たち=朝日町小向の小向神社で】

【三重郡】三重県の朝日町小向地区伝統の「八王子祭り」が13日、同町小向の小向神社であった。上半身裸になった地元の男性約10人が、燃え盛るたいまつでたたき合い、疫病退散を願った。

江戸時代に疫病をはらうために始まったとされる。男性らは火の付いたわらのたいまつを手に、2人1組で互いの体を激しくたたき合い、火の粉を散らした。

今年は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」の発令を受けて規模を縮小し、山車の町練りは中止となった。