菰野✕西短付きょう対戦 夏の甲子園、両校監督が対談

【菰野・森田亮太監督(左)と西日本短大付・西村慎太郎監督】

阪神甲子園球場で開催中の第106回全国高校野球選手権大会は大会第8日の14日、2回戦4試合があり、第4試合(午後3時45分開始予定)に三重代表の菰野=16年ぶり3回目=が登場する。2年生中心の戦力で、1回戦では、左腕栄田人逢を中心とした堅守にチーム14安打と打撃もふるい、山口代表の南陽工を下して春夏通じて通算4度目の甲子園で初の1勝を挙げた。2回戦で、県勢として第103回大会でベスト16入りした三重以来の3回戦進出を目指し、福岡代表の西日本短大付=3年ぶり7回目=と対戦する。試合を前に菰野の森田亮太監督(38)と西日本短大付の西村慎太郎監督(52)が紙面で対談した。


―甲子園で1回戦を戦い終えた感想は
西村 野球の怖さ、難しさを甲子園独特の環境で味わえた。全ての面で財産になった
森田 甲子園に来て一番のヒット数が出せた。ただここからはなかなか点は取れない。決定打を磨いていきたい
―2回戦の相手について印象は。また警戒する選手などは
西村 非常にバランスの良いチーム。2年生だけであれだけどっしり構えているのがすごい。(主戦の栄田は)コントロールの良い投手で、いかに攻略するかが課題だ
森田 打のチームという印象。攻撃力が点に結びつくと勢いづくチームなのかなと警戒している。左打者が多いので左打者をどう抑えるかもカギになる

【1回戦の南陽工戦で2失点完投した菰野の2年生主戦栄田=9日、甲子園で】

―2回戦突破に向けて
西村 菰野のエース(栄田)が左投手なので右打者と言いたいが左打者がどれだけ対応できるか。(甲子園での1回戦のような)1点1点積み重ねてしっかり守る野球、つなぐ野球を徹底していきたい
森田 投手を誰で行くかまだ考えているところだが、相手は振れるチーム。ある程度の失点は覚悟した上でしっかりとくらいついていきたい。おそらく5、6点勝負。最終的に1点差で勝てれば良い。